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「夢と自然の探求者たち」展 記念講演会を開催しました(2023.5.14)

2023年5月14日、伊藤佳之氏(福沢一郎記念館学芸員)を講師に迎え、「夢と自然の探求者たち」展の記念講演会「ゆるゆる目線で行く! 自然をとろ~り描いたアーティストたち」を開催しました。

伊藤佳之さんは、2006年、当館で「夢のなかの自然」と題して、昭和初期のシュルレアリスムから現代の絵画における「自然」「風景」に注目する展覧会を企画されました。内容は異なりますが、同じ「夢」「自然」をキーワードとした今回の展覧会では、カタログの巻頭に論文を寄せて頂いています。

伊藤さんによる「ゆるゆる目線で行く!」講座は、過去に3回、さまざまなテーマで開催され、当館ではおなじみのシリーズ(?)です。今回は、シュルレアリスムにおける自然の表現についてお話を頂きました。シュルレアリスムとはどのようなものだったのか、なぜシュルレアリスムの作品に自然のかたちが多く現れるのか、日本を含む世界にシュルレアリスムが広がったのはなぜだったのかなど、様々な作品を紹介しながら、かみ砕いたお話となりました。途中、マックス・エルンストの絵、≪セレベスの象≫の話では、聴講者で本展出品作家の亀山知英さんから、影響を受けたという経験談もお聞きしました。難しいと思われるシュルレアリスムの作品ですが、伊藤さんのお話は、まずは作品をよく見ることへと導いてくれる講演会でした。

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