2023年5月7日に、「夢と自然の探求者たち」展出品作家の亀山知英さんのアーティストトークを開催しました。
トークは、亀山さんの小学生時代にさかのぼり、魚がテーマの工作で、なぜかカエルにカニのはさみと足をつけたレリーフを作ったこと、その後、自分にとって「美術」とは何かを考えていたときに画集でマックス・エルンストに出会って腑に落ちたこと、フランス滞在中に、時間をかけて点を打っていく版画制作に没頭したこと、館林に戻り、「館林Re-project」で古い家屋のトタンの素材の美しさを発見したこと、そこからブリコラージュ作品が生まれ、さらに人間の生死を含む「時間」について考えを深められていることなど、ご自身の創作人生の歩みが伝わってくるお話でした。
この日は雨でしたが、多くの方が亀山さんを見守るように耳を傾け、温かい雰囲気の中で行われたイベントとなりました。
