開催終了 企画展

ものがたりの予感

ものがたりの予感

2022年4月23日(土) ~ 2022年6月26日(日)

本展は、当館のコレクションを通じて、美術作品における「ものがたり」に注目し、イメージとことばの関係や、それにとらわれない作者の自由な発想を見ていくものです。展示作品には、グリムなどのよく知られた童話の挿絵、文字と絵が一体となった本、ものがたりを彩るイギリスの美しい装丁本などがあります。また、岡本健彦や勅使河原蒼風の抽象彫刻、西村盛雄のハスの葉をかたどった立体など、一見して何かのものがたりの表現とは見えないなかで、作者の意図や制作の過程にものがたりが息づく作品があります。さらに、南桂子、山口晃の絵など、具体的ではないけれど、ものがたりを自ずと想像させる作品もあります。展覧会では、コレクションより厳選した版画、油彩画、彫刻、フィギュアのような立体など、200点以上を4章に分けてご紹介します。「ものがたり」とその「予感」を愉しみ、アートに親しむ機会となれば幸いです。

  • 作品画像:グランヴィル「ヤグルマソウとヒナゲシ」
    J.-J.グランヴィル「ヤグルマソウとヒナゲシ」
    『生きている花々』1847年刊より 当館蔵
  • 作品画像:柄澤齊「のびゆく影」
    柄澤齊「のびゆく影」『樹々の家族』 2004年刷りより 当館蔵
  • 作品画像:デュフィ「蛇」
    ラウル・デュフィ「蛇」『動物詩集あるいはオルフェウスのお供たち』
    (ギョーム・アポリネール著) 1911年刊より 当館蔵
  • 作品画像:南桂子《サン・ドニ=ル・フェルマン》
    南桂子《サン・ドニ=ル・フェルマン》 1965年 当館蔵
  • 山口晃《深山寺参詣圖》 1994年 当館蔵
会期
2022年4月23日(土)~6月26日(日)
時間
午前9時30分~午後5時 ※入館は午後4時30分まで
休館日
月曜日(ただし5月2日(月)は開館)
観覧料
一般620 (490円)、大高生 310 (240円)  ※( ) 内は20名以上の団体割引料金
※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料。
主催
群馬県立館林美術館

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