開催終了 企画展
カミナリとアート 光/電気/神さま
2017年7月15日(土) ~ 2017年9月3日(日)
群馬県立館林美術館の位置する関東平野の北部は、昔から夏の雷の多さで知られています。冬のからっ風とともに夏の雷は上州名物にあげられており、暮らしに深く結びついた気象現象でもあります。落雷の被害は恐ろしいものですが、一方で雨をもたらすとして待ち望まれることもあり、群馬県内には雷神を奉った神社も多くあります。
今回はこうした地域にある美術館として、身近な自然現象である「雷」をテーマとして様々な美術作品を紹介する展覧会を開催いたします。第一章では稲妻など雷による現象をあらわした絵画や雷を撮影した写真、第二章では雷神像をはじめとする信仰から生まれた作品や雷を擬人化した作品、そして第三章では雷にともなう現象から連想して、音、光、電気などを表現した現代美術作品を展示します。
「雷」というテーマから、日本画、洋画、彫刻、工芸、写真、映像、インスタレーションなど、幅広い美術作品を楽しむ機会となれば幸いです。
[ 出品作家/作品]
第一章:榎本耕一、オノサト・トシノブ、加納光於、柄澤齊、川端龍子、白髪一雄、菅井汲、ラウル・デュフィ/上三林雷電神社絵馬ほか
第二章:石井鶴三、伊藤三枝、岡本健彦、桂ゆき、河鍋暁斎、絹谷幸二、髙橋房雄、中島清之、中野恵祥、橋本雅邦、福田美蘭/大津絵、上毛かるた原画、一之宮貫前神社の雷神小窓ほか
第三章:小野田賢三、木村崇人、杉本博司、タムラサトル、多和田有希、TOCHKA
- 会期
- 2017年7月15日(土)~9月3日(日)
- 時間
- 午前9時30分~午後5時 ※入館は午後4時30分まで
- 休館日
- 毎週月曜日(ただし7月17日、8月14日は開館)、7月18日(火)
- 観覧料
- 一般610(480円)、大高生300(240円) ※( ) 内は20名以上の団体割引料金
※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料。
※震災で避難されてきた方は無料で観覧できますので、受付でお申し出ください。 - 主催
- 群馬県立館林美術館
- 助成
- 芸術文化振興基金