開催終了 企画展

京都のみやびとモダン

京都のみやびとモダン-京都国立近代美術館所蔵 日本画・工芸名品展-

2017年4月22日(土) ~ 2017年6月25日(日)

京都国立近代美術館は、50年以上の多彩な活動を通して日本有数の近現代美術のコレクションを築き上げてきました。本展は、特に日本画と工芸の分野から、京都にゆかりのある作家の作品を厳選し、「みやび」といった言葉で表される美意識や、作家の自我や個性の芽生えと共に培われてきた「モダン」な感覚を見ようとするものです。
日本画では、京都画壇を代表する竹内栖鳳たけうちせいほう、琳派の継承者で近代デザインの先駆者である神坂雪佳かみさかせっか、上品かつ格調高い美人画で知られる上村松園うえむらしょうえん、また、大正時代に結成された国画創作協会を牽引した土田麦僊つちだばくせん小野竹喬おのちっきょう、戦後にパンリアル美術協会を結成し日本画の革新を目指した下村良之介しもむらりょうのすけらの作品を紹介します。工芸では、北大路魯山人きたおおじろさんじん河井寬次郎かわいかんじろう富本憲吉とみもとけんきち八木一夫やぎかずお鈴木治すずきおさむらによる陶芸、森口華弘もりぐちかこうや志村ふくみ、北村武資きたむらたけし森口邦彦もりぐちくにひこらによる染織、そのほか漆芸、七宝、金工、木工芸まで幅広いジャンルの作品を展示します。その中には、重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)らの名品も数多く含まれます。
前期後期合わせて73名の作家による約120件の名品を通し、長い伝統に裏打ちされた美意識とともに、近代特有の清新な感性も堪能していただければ幸いです。巨匠たちによる日本画・工芸の傑作が豪華競演する貴重な機会をぜひお楽しみください。

  • 上村松園《舞仕度》1914年【前期展示】
  • 竹内栖鳳《若き家鴨》1937年【後期展示】
  • 山口華楊《白露》1974年【後期展示】
    山口華楊《白露》1974年【後期展示】
  • 森口邦彦《友禅着物 雪明り》1969年【前期展示】
    森口邦彦《友禅着物 雪明り》1969年【前期展示】
  • 神坂祐吉《月象之図 硯付手箱》大正時代
    神坂祐吉《月象之図 硯付手箱》大正時代
  • 北大路魯山人《色絵金彩椿文鉢》1955年
    北大路魯山人《色絵金彩椿文鉢》1955年
会期
2017年4月22日(土)~6月25日(日)
時間
午前9時30分~午後5時 ※入館は閉館30分前まで
休館日
月曜日(ただし5月1日は開館)、5月23日(火)
観覧料
一般820(650円)、大高生410(320円) ※( ) 内は20名以上の団体割引料金
※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料。
※震災で避難されてきた方は無料で観覧できますので、受付でお申し出ください。
主催
群馬県立館林美術館
特別協力
京都国立近代美術館

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