開催終了 企画展
土 -大地のちから
2008年6月28日(土) ~ 2008年8月31日(日)
美術作品の素材に着目し、多様なアプローチによって美術の楽しさや面白さにせまる、群馬県立館林美術館の独自企画「素材との対話シリーズ」。2002年には「紙」、2004年には「木」をテーマとして、古代の遺物から日用品、玩具、そして近現代の美術作品まで、素材の力が活かされた「かたち」をご紹介してきました。また、作家の制作行為にふれるワークショップや、親子で楽しめる創作体験など、さまざまな関連イベントを行い、夏休みの期間中に子供から大人まで幅広く楽しめるような場を提供してきました。
今回はその第3回として、「土」を取り上げました。はるか古代から、田畑の実りをもたらし、便利で使いやすい道具となり、またさまざまな芸術表現に活かされ、人間の営みの中に息づいてきた「土」。その魅力あふれる素材の力を、縄文土器、タイル、土管、土人形など幅広い資料の展示「ひとと土のかかわり」と、土を素材または対象として活動を続ける現代美術作家の作品展示「土のいろ、おと、かたち」の2部構成によりご紹介しました。また、現代美術作家によるアーティスト・トークやワークショップ、創作体験コーナー「みんなのアトリエ」などのイベントにより、いろいろな角度から美術、あるいは美術館に親しんでいただく「場」を展開しました。
この夏休みは、館林美術館でひと味違った美術館の楽しみ方を体験していただけたのではないでしょうか。
出品作家
大西成明(写真家)、中里和人(写真家)、大須賀政裕(映像作家)、
伊藤公象(現代美術作家)、栗田宏一(現代美術作家)、渡辺泰幸(現代美術作家)
- 会期
- 2008年6月28日(土)~8月31日(日)
- 観覧料
- 一般500円(400円)、大高生250円(200円)
※( ) 内は20名以上の団体割引料金
※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料 - 主催
- 群馬県立館林美術館
- 助成
- 財団法人 地域創造