開催終了 企画展
生誕100年 南桂子展-鳥が呼ぶ、少女に出会う銅版画の世界
2011年12月10日(土) ~ 2012年4月8日(日)
生誕100年を記念して、銅版画家・南桂子(1911-2004)の画業を多彩な視点から紹介した。
現在の富山県高岡市に生まれた南桂子は戦後まもなく上京、壺井栄から童話を学ぶ一方、洋画家・森芳雄に師事して油彩画を描く。森のアトリエで、後に夫となる銅版画家・浜口陽三と出会い、銅版画のおもしろさを知る。
1954年に浜口とフランスに渡った南は本格的に銅版画の制作を始め、以後28年間をパリで、1982年から14年をアメリカで過ごした。作品は、少女、木、鳥をモチーフとした繊細で物語性に富んだ独特の世界観で貫かれ、だれからも親しまれるその作風は、かつてユニセフのグリーティングカードに採用されたばかりでなく、近年では国内の若い世代からも支持を集めている。
当館は、南桂子の銅版画作品235点を所蔵するが、この展覧会は、当館にない初期の油彩画や銅版画の原版、素描を加えて制作の工夫やプロセスにも新たに焦点を当て、各関係者との共同研究によってその画業をこれまでになく大規模に紹介した。
- 会期
- 2011年12月10日(土)~2012年4月8日(日)
- 観覧料
- 一般500円(400円)、大高生250円(200円)
※( ) 内は20名以上の団体割引料金
※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料。
※震災で避難されてきた方は無料で観覧できますので、受付でお申し出ください。 - 主催
- 群馬県立館林美術館
- 後援
- NHK前橋放送局
- 企画運営
- 財団法人NHKサービスセンター
- 企画協力
- ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
- 協力
- NHKエデュケーショナル