開催終了 企画展

舟越桂展

舟越桂 私の中のスフィンクス

2015年9月19日(土) ~ 2015年12月6日(日)

彩色された木彫による着衣の半身像に大理石の潤う瞳が印象的な舟越桂(1951年盛岡市生まれ)の初期の肖像彫刻は、力強い磁力で彼の彫刻世界の入り口へと私たちを導いてくれます。その尽きることのない創造力は、人間の存在を大きな山のイメージに重ね、人間の不思議さや深さを追いかけ続けるうちにスフィンクスのシリーズに到達します。この過程で舟越は、20年以上試みることのなかった裸体像を再び表現するようになり、西洋の美の規範と自国の文化とを時間や場所を越えて統合していきます。
本展覧会では、初期から最新作までの流れをふまえつつ、自由な発想が生んだ異形の姿が展開する創造の醍醐味を、彫刻、素描、版画あわせて約70点によって紹介しました。

  • 《山を包む私》2000年 個人蔵
    《山を包む私》2000年 個人蔵
    写真:今井智己
    ©FUNAKOSHI Katsura, Courtesy of Nishimura Gallery
  • 《雪の上の影》2002年 札幌芸術の森美術館
    《雪の上の影》2002年 札幌芸術の森美術館
    写真:佐藤雅英
    ©FUNAKOSHI Katsura, Courtesy of Nishimura Gallery
  • 《点の中の距離》2003年 中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館
    《点の中の距離》2003年
    中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館
    写真:中村陽一
    ©FUNAKOSHI Katsura, Courtesy of Nishimura Gallery
  • 《もう一人のスフィンクス》2010年 西村画廊
    《もう一人のスフィンクス》2010年 西村画廊
    写真:渡邉郁弘
    ©FUNAKOSHI Katsura, Courtesy of Nishimura Gallery
会期
2015年9月19日(土)~12月6日(日)
時間
午前9時30分-午後5時 ※入館は閉館30分前まで
休館日
毎週月曜日(ただし9月21日(月・祝)、10月12日(月・祝)、11月23日(月・祝)は開館)、9月24日(木)、10月13日(火)、11月24日(火)
観覧料
一般820円(650円)、大高生410円(320円) ※( ) 内は20名以上の団体割引料金
※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料。
※県民の日(10/28)の観覧は無料。
※震災で避難されてきた方は無料で観覧できますので、受付でお申し出ください。
主催
群馬県立館林美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
協賛
ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜、日本テレビ放送網
企画協力
西村画廊
参加
第39回県民芸術祭

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