開催終了 企画展

自然と人間

開館記念特別展示 自然と人間

2001年10月26日(金) ~ 2001年11月25日(日)

本展は、開館を記念して「自然と人間」をキーワードに、第1部:「自然へのまなざし -西洋近現代絵画作品による」では、国内の公立・私立美術館の所蔵する19,20世紀の風景を描いた名品を紹介した。この二部構成のもと、絵画を中心とする113点の作品によって、当館のテーマを広く理解し、「自然と人間」の多彩な表現に親しんでもらうことを目的とした。
第1部はまず、「第1章「自然」の再発見と風景描写の展開」と題して19世紀から20世紀初頭にかけてのイギリスのロマン主義、フランスのバルビゾン派、印象派、象徴派、そしてドイツ表現主義とフランスのフォーヴィスムにおける風景描写を取り上げ、ロマン主義の興隆による近代的「風景画」の成立から、印象派による新しい視覚がもたらした風景表現、そして私空間としての象徴的表現や、絵画が再現的な役割を離れ、平面としての造形的革新を繰り広げる過程における造形要素としての風景のモティーフを考察した。次に「第2章「個」としての自然と人間」と題して、20世紀のシュルレアリスムとコンセプチュアル・アートの流れから、自然あるいは自然の形態への新たなアプローチを概観した。内なる自然の発見という角度からシュルレアリスムから幻想絵画、アンフォルメルの作品を考察、また、コンセプチュアル・アートから生まれたランド・アート、そしてエコロジーの思想を背景に生まれてきた自然のなかで、自然素材を用いて行われるインスタレーション的な作家活動を取り上げている。
「自然へのまなざし-群馬県のコレクションから」では群馬県の二つの美術館の収蔵する豊かなコレクションを紹介した。
構成のもと、絵画を中心とする113点の作品によって、当館のテーマを広く理解し、「自然と人間」の多彩な表現に親しんでもらうことを目的とした。

会期
2001年10月26日(金)~11月25日(日)
観覧料
一般400円(320円)、大高生200円(160円)
※( )内は20名以上の団体割引料金
中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料
主催
群馬県立館林美術館

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