開催終了 企画展

館林ジャンクション

館林ジャンクション-中央関東の現代美術-

2012年4月28日(土) ~ 2012年7月1日(日)

館林美術館が位置する館林市は、群馬県が東に大きく突き出た地域「東毛」に属している。東毛は、渡良瀬川や両毛線、東武鉄道によって古くから強い結びつきを持つ栃木県南西部とともに「両毛」と呼ばれる。東毛地域は南側では利根川を境に埼玉県北部と接し、東では渡良瀬遊水地を挟んで茨城県西部と向かい合っている。
群馬、栃木、埼玉、茨城と4県が交差するこの地域は関東地方のほぼ中央に位置している。県境を越えて独自の経済・文化圏を形成しているが、県単位で見たときにはそれぞれ県の中心から遠く離れ、美術活動という面では決して恵まれた環境にはない。そうであっても、この地域に制作の拠点を置き、活動を続ける作家は少なくない。
この地域は通常、北関東の一部とされるが、この展覧会では「中央関東」という新しい枠組でとらえてみたい。当館から25km圏を想定すると、「中央関東」がほぼ収まる。この立地を考えたとき、当館が県境を越えてこの地域に目を向けることは、むしろ当然といえる。
本展では、「中央関東」に住んで制作活動を展開している現代美術作家16人をとりあげる。当館が「ジャンクション(Junction)」、すなわち合流点、交差点となることで、「中央関東」から多彩な作家を集めることができた。

【出品作家】
小川精一/亀山知英/菊地武彦/光山明/小林達也/佐々木耕成/
佐藤万絵子/篠崎孝司/五月女哲平/タカユキオバナ/長重之/
栃木美保/利根川友理/藤井龍徳/森竹巳/吉本義人

会期
2012年4月28日(土)~7月1日(日)
観覧料
一般600円(480円)、大高生300円(240円)
※( ) 内は20名以上の団体割引料金
※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料。
※震災で避難されてきた方は無料で観覧できますので、受付でお申し出ください。
主催
群馬県立館林美術館

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