開催予定 企画展

チェコのおもちゃとデザイン

チェコのおもちゃとデザイン ―ニクロヴァーのプラスチック・トイから現代作家のアートまで―

2026年7月18日(土) ~ 2026年9月23日(水・祝)

中欧の芸術大国チェコでは、伝統的な木のおもちゃの簡潔で象徴的な造形が、近代以降のアーティストたちにとって創作の源泉となってきました。戦後、工業化の進展により合成樹脂やプラスチックなどの新素材が導入されると、おもちゃの表現やあり方にも大きな変化が生まれます。こうした動きのなかで、工業デザイナーとしてファトラ社などで活躍したのが、リブシェ・ニクロヴァー(1934‒1981)です。ゴム製のおもちゃ、空気で膨らむおもちゃ、音の出るおもちゃなど、新素材の柔軟性や弾力性を活かした作品は、美的感覚と遊び心を兼ね備え、チェコ・デザインを代表する存在となっています。
本展では、ニクロヴァーのおもちゃや試作品を通して、プラスチックが「夢の素材」として捉えられていた時代を振り返ります。あわせて、ラジスラフ・ストナル(1897‒1976)、デザインブランド〈tititi〉を手がけるテレザ・タリホヴァー(1977‒ )をはじめとする作家たちの作品とディアコニエ社による木のおもちゃも紹介し、素材の違いによる表現の多様性にも目を向けます。さらに、ニクロヴァーの息子である現代美術作家ペトル・ニクル(1960‒ )が手がけた人形劇のパペットや絵本などを通して、その創造的世界の広がりにも迫ります。
会場では、ニクロヴァーのおもちゃに実際に触れることのできるコーナーも設けます。世代を超えて受け継がれてきた、チェコにおける子どものためのアートの世界を、ぜひお楽しみください。

  • (左から)リブシェ・ニクロヴァー、ファトラ社《ライオンのアコーディオン》1964年、《ネコのアコーディオン》1963年、《キツネのアコーディオン》1964年
    (左から)リブシェ・ニクロヴァー、ファトラ社
    《ライオンのアコーディオン》1964年、
    《ネコのアコーディオン》1963年、
    《キツネのアコーディオン》1964年
  • リブシェ・ニクロヴァー、ファトラ社《ネコのアコーディオン》1963年
    リブシェ・ニクロヴァー、ファトラ社
    《ネコのアコーディオン》1963年
  • リブシェ・ニクロヴァー、ファトラ社《膨らむおもちゃ「ネコのブラッキー」》1969年
    リブシェ・ニクロヴァー、ファトラ社
    《膨らむおもちゃ「ネコのブラッキー」》1969年
  • リブシェ・ニクロヴァー、ファトラ社《膨らむおもちゃ「子ネコ」》1980年
    リブシェ・ニクロヴァー、ファトラ社
    《膨らむおもちゃ「子ネコ」》1980年
  • リブシェ・ニクロヴァー、ファトラ社《膨らむおもちゃ「水牛のホウコラ」》1985年
    リブシェ・ニクロヴァー、ファトラ社
    《膨らむおもちゃ「水牛のホウコラ」》1985年
  • ラジスラフ・ストナル《ゾウ(国立家内工業教育研究所のためのデザイン)》1930年頃
    ラジスラフ・ストナル
    《ゾウ(国立家内工業教育研究所のためのデザイン)》1930年頃
  • ヤナ・カドゥレツォヴァー、イジー・ユレツカ、グモテックス社《煙突掃除人》1973年
    ヤナ・カドゥレツォヴァー、イジー・ユレツカ、グモテックス社
    《煙突掃除人》1973年
  • トファ社《ロボット・エーミル》1960年代
    トファ社
    《ロボット・エーミル》1960年代
  • テレザ・タリホヴァー〈tititi〉《木製指人形「エミール・フィラ」》2024年
    テレザ・タリホヴァー〈tititi〉
    《木製指人形「エミール・フィラ」》2024年
会期
2026年7月18日(土)~9月23日(水・祝)
時間
午前9時30分~午後5時 ※入館は午後4時30分まで
休館日
月曜日(7月20日、8月10日、9月21日を除く)、7月21日(火)
観覧料
一般850円(680円)、大高生420円(330円) *( )内は20名以上の団体割引料金
※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料
※群馬県在住の65歳以上の方は平日のみ2割引き
主催
群馬県立館林美術館
後援
チェコ共和国大使館、チェコセンター東京
企画協力
ペトル・ニクル、チェコ国立プラハ工芸美術館
企画制作
株式会社イデッフ

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