開催予定 企画展
日欧プライベートコレクション ロイヤル コペンハーゲンと北欧デザインの煌めき アール・ヌーヴォーからモダンへ
2025年10月11日(土) ~ 2025年12月14日(日)
冬の長い北欧の国々では、家の中での暮らしを大切にし、食卓を華やかに彩る食器などの生活雑貨に、美しいデザインを取り入れてきました。本展では、デンマークとスウェーデンに焦点をあて、19世紀末から20世紀の陶磁器、銀器、ガラス器を中心に、北欧デザインの魅力を紹介します。
デンマーク王立磁器制陶所を起源とするロイヤル コペンハーゲンは、上質な磁器の生産で早くから国際的な評価を獲得し、北欧アール・ヌーヴォーの先駆けとなりました。同時期に人気を競い合った窯のビング オー グレンダールで陶工としてキャリアをスタートしたジェンセンは、のちに銀製品で名高いジョージ ジェンセンを創業します。
一方のスウェーデンでは、北欧最古の陶窯とされるロールストランドが品格ある陶磁器を送り出してきました。また、同国スモーランド地方では古くからガラス工芸が盛んで、1950年代にはオレフォスやコスタといったガラスメーカーによって芸術性の高いガラス作品が生み出されました。
本展では、日欧の貴重なプライベートコレクションから約200点を選りすぐり、アール・ヌーヴォーからモダンへと連なる北欧デザインの流れに迫ります。
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《皿〈ブルーフルーテッド〉》ロイヤル コペンハーゲン
ペインター:マティアス・ハンセン・ウォルストロップ 1785年頃
塩川コレクション -
《花飾文花瓶》ロイヤル コペンハーゲン
ヤニー・ソフィー・メイヤー 1910年
塩川コレクション -
《金彩鷺ソースボート》ビング オー グレンダール
デザイン:ピエトロ・クローン 1898-1914年
塩川コレクション -
《ブローチ no.306》ジョージ ジェンセン
ヘニング・コッペル デザイン1947年、制作1945年以降
個人蔵 Photo Michael Whiteway
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《花瓶〈ソンメルソ〉》コスタ
アーネスト・ゴードン 1954年
個人蔵 Photo Michael Whiteway -
《花瓶〈クラーカ〉》オレフォス
スヴェン・パルムクヴィスト 1950年代
個人蔵 Photo Michael Whiteway -
《獺蛙付筆皿》ロールストランド
1897-1910年
塩川コレクション -
《ソースポットとプレート no.177、レードル no.141、
ブロッサムパターン》ジョージ ジェンセン ジョージ・ジェンセン
デザイン1916年頃、制作1929年頃、制作1931年頃(レードル) 個人蔵 -
《眠り猫置物》ロイヤル コペンハーゲン
原型:エリック・ニールセン 1923-1928年
塩川コレクション
- 会期
- 2025年10月11日(土)~12月14日(日)
- 時間
- 午前9時30分~午後5時 ※入館は午後4時30分まで
- 休館日
- 月曜日(10月13日、11月3日、11月24日を除く)、10月14日(火)、11月4日(火)、11月25日(火)
- 観覧料
- 一般 830 (660) 円、大高生 410 (320) 円 *( )内は20名以上の団体割引料金
※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料
※群馬県在住の65歳以上の方は平日のみ2割引き
※10月28日(火)県民の日は無料 - 主催
- 群馬県立館林美術館
- 後援
- デンマーク王国大使館、スウェーデン大使館
- 企画協力
- 株式会社ブレーントラスト
- 参加
- 第49回県民芸術祭参加